武夷山紅茶 正山小種 20g
・正山小種(ラプサンスーチョン)
産地 福建省武夷山市星村鎮桐木関
種別 紅茶
品種 在来実生
容量 20g
全ての紅茶の始祖。正山は武夷山、小種は在来種という意味。
ラプサンスーチョンと聞いて想像するあの正露丸の様な松の薫香は無く、桃やマンゴーの様なフルーティな香気。樹齢を重ねた在来種である為コクや余韻も素晴らしい。
1600年頃、産地の茶工場へ訪れた兵士が摘まれた茶葉の入った袋に腰掛けてしまい、中の茶葉は傷み茶色く変色してしまった。
慌てた茶農家はその傷んだ茶葉を急いで揉み、松の薪を使い乾燥させた。
黒く色づき完成したその茶を当時緑茶しか飲んでいなかった現地の人々は飲もうとしなかったが、安く茶市場に出したところ翌年にも同じ茶が欲しいという者が現れる。そうして少しずつこの『黒い茶』の生産が始まった。
ラプサンスーチョンは現代でも松の薫香を付けた物が海外に多く輸出され、人気を博している。
日本ではラプサンスーチョンの多くがヨーロッパより輸入された物なので、ラプサンスーチョンは正露丸の様な薫香が付いた紅茶という認識が広まっている。しかし生産国である中国では薫香を付けたラプサンスーチョンは輸出向けとされる事が多く、愛好家には薫香が無く熟したフルーツの様な香りを持つラプサンスーチョンが好まれている。